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- トップハート物語(453)立志伝昇竜編
- 12/01/28
- 2003年(平成15年)7月中旬。当社には、「キャンセル王」と呼ばれるヘルパーさんが居る。とにかくそのヘルパーさんのケアに対するキャンセルが多い。ヘルパーさんには何の問題も無いとは思うが、相手の事情で彼女に何故か集中している。折角昼間の仕事を辞めてヘルパーさんとして5月から一本化したのに、この仕事量だと後悔しているだろう。
この日も、通院介助の迎えに利用者宅へ行くと既に出たという。居合わせた息子さんが、
「今頃来て、遅いじゃないか。」
という訳で、ヘルパーさんから報告を受けた管理者から電話が来た。
ケアプランは9時からとなっているのに、実際は8時からだった。実は、先週の同じ曜日に同じヘルパーさんが迎えに行っている。その時は、週が違っていると言われたようだ。隔週なのだが、先週ではなく今週だった。だから、その日もキャンセル。そのときにケアマネジャーが、利用者へ電話に入れて確認している筈なのに、また今週このような事態になった。
先週は、10時から私が担当予定だった同じ通院介助のを代わってもらった。折角時間を取っているのだからと変更してあげた。今日も、その様に配慮をしようとしたが、子供が早く帰って来るので午前中しか出来ないと、残念ながらこの日は穴埋めをしてあげることが出来なかった。
朝から電話が鳴り通しだった。朝の情報収集などの仕事が終って、食事を作り出したのが8時過ぎ。前日作っていたぶり大根を温めようと火に掛けた途端、大東本社から電話。
「Sさんという方から電話が今ありまして、本来はケアマナジャーに言うべきなのですが、体調が悪化して急なことなので直接電話をしましたと言うのですが。病院へ連れて行って欲しいということですが。」
守口事業所の利用者でどうして大東へ連絡が行ったのか不明だが、それにしても今の時間、本社の管理者が既に出社しているのかと思いながら、当事業所管理者へ連絡した。通話不能だった。
暫くして不在着信を見て連絡して来た。援助中だったようで、管理者は直ぐに事務所に来て利用者へ連絡をした。やっと、ぶり大根は温まった。次に、小さなハンバーグを焼こうとフライパンに油を引いて火を点けた。
電話が入り、利用者への援助予定が30分遅くなった。その時間があれば担当ヘルパーさんに行って欲しいところがあるので、連絡を取った。埼玉での講習通信添削を、医師の分などこちらで担当している。その添削が出来たので取りに来て欲しいという連絡があり、この日行かないと卒業する20日まで間に合わない。ヘルパーさんに連絡して間に合わせた。
消した火をつけて、ハンバーグを焼き始めた。その間付け合わせのキャベツを刻んで、味噌汁の準備を始めた。何しろコンロがひとつしかなく非常に不合理。若布と豆腐を入れて、使った残り半分の豆腐に水を入れて保存しようとしたら、また電話。
管理者から、朝援助をした利用者の状態が思わしくないことと、先程の緊急援助依頼の利用者家族との会話の報告。キャンセルの件など。
やっと味噌汁が出来上がり、テーブルに並べ始めた時には既に9時を回っていた。こんなに遅くまずいと思ったが、仕方が無い。転送電話で事務所へ居る振りをして、ケアマネジャーやヘルパーさんの連絡事項などを受けていた。いろいろ遣り取りをしていたら、時計は既に9時45分を指していた。
朝食を摂って、10時過ぎに事務所へ行くと直ぐにコピー屋が電話をくれた。何しろ誰かが居る時でないと、修理など来来る事が出来ないので、彼らも必死だ。10分だけ相手をして、直ぐに2時間の援助へ出掛けた。
午後1時頃戻り、日曜日から始るヘルパー養成研修の準備を始めた。今日も5人からの振込みがあり、名簿の作成がギリギリまでずれ込んだ。2教室定員60人に僅かに不足する56人が確定で、3人が意思表示をしているが入金がないので名簿から除外する。当日会場でも受け付ける。
教科書も60冊準備をして、講師等に分けたのが4冊あり、結局、予定人員ぴったりとなった。しかし、意思表示している3名分はなく、もし受講が決まれば後日東京から取り寄せ渡すことになる。
本社管理者と講習関係の打ち合わせを行ってもまだ終らない事項があり、開講は大丈夫なのかと心配になる。これから4ヶ月間、毎週日曜日私が担当するので、また日曜日がなくなってしまう。
来週開けにヘルパーさんの給与を振り込まないといけないが、やっと本社のデータが出来てこの日から集計作業が始った。その作業を終らせる気力が無く、途中で辞めた。いつもなら、10日過ぎにデータが入るが今回は物凄く遅い。修正に次ぐ修正をしている。 一体何をしているのか。事務処理が収益に直結しない事が分かりながら、事務処理を理由に直接的なケアなどをしないのは問題だ。
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