

一覧に戻る
- トップハート物語(427)立志伝昇竜編
- 11/12/21
- 2003年(平成15年)6月下旬。前日の朝、全身性脳性マヒの障害者の利用者から電話があった。この方とは支援費が始まった時からの付き合いで、色々と関わりを持って過ごしている。
支援費制度が始まる数日前に彼から電話があり、話を聞きたいと言うので、たまたま事務所に居たので直ぐに赴いた。その時は、既に利用者の支援費受給者証に支援事業者名と印が押印してあった。
しかし、彼はまだ契約はしていないというので、数時間話をした。結果的には、全ての受給時間について契約をした。
その後、パソコンのトラブルで信用した私が悪いのか、全部のデータが消されてしまった。悪いと思っていたのか、遠方の利用者を紹介してくれた。担当者やヘルパーさん3人で当事者と会ったが、受け入れ難い利用者で当方からお断りする羽目になった。
ガイドヘルパーさんも紹介してくれたが、全て自分に以前支援してくれていたヘルパーさんで、当社としては常勤或いは社員が対応しているのを変更する必要性が生じるので、メリットはなかった。
何度か利用者を紹介するという話があり、その具体的な話になると何時の間にか無くなってしまう。
先日は、ある事業所のヘルパーさんが当社に登録して、利用者毎連れて来たいという事で、日曜日に利用者宅へ行った。
話をして、
「空いている時間にMさんを担当させて下さい。」
とういう言葉と、登録手続きをしただけで、自分が担当している利用者の話など微塵も無かった。
先日利用者が、障害者仲間と文化会のバンド演奏の練習をする移動介護があった。車で凡そ1時間の距離だった。特殊車両は当社が提供して、運転手を当然付けて誰をガイドヘルパーとして派遣しようかと考えていた矢先に、利用者本人から自分が紹介したガイドヘルパーさんを付けて欲しいと依頼があった。
その方は、以前紹介してくれた長時間を要する移動介護の時だけ援助を受け入れて、短時間の身体介護は受け入れない。我が儘勝手なガイドヘルパーさんだ。車輌も運転手も当社経費で、利用者あるいは支援費の対象ではない。支援費の対象は、ガイドヘルパーさんの部分だ。という事は、ガイドヘルパーさんが長時間演奏練習に付き添って、当社の提供した運転手と車両はサービスになってしまう。
運転手にも給与が発生している。勿論ガイドヘルパーさんへは1,500円の時給で要した時間分を支払う。何の為に我が儘ガイドヘルパーさんに利益をもたらせないといけないのか。そのことを支援費責任者に話して、変更してもらった。
しかし、そのあとにまたあのガイドヘルパーさんをお願いしたいと利用者が言って来た。ガイドヘルパーさんが自分で運転をするから、車だけ貸してくれという話だった。そのガイドヘルパーさんは、障害者のバンドを指導している人だった。
支援費責任者もその話に乗って、進めていた。それを私が咎めた。
「前の話と同じだ。車だけ貸してくれと言うが、どうしてガイドヘルパーさんの利益を優先させないといけないのか。運転中はガイドヘルパーとしての仕事は出来ないので時間をカウント出来ない。いつ、ガイドの仕事をするのか。」
「バンド練習中に、利用者がトイレなどに行く時にお手伝いをする。」
「彼は、バンドの練習中にずっと彼に付き添っているのか。」
「彼が指導者だから、一緒に練習するしそれは無い。利用者が必要な時に呼んで、援助して貰う。」
「5時間のうち、何時間にも成らないがそれで納得するのか。私が言いたいのは、車両など提供して援助をする時には当社の社員なり、常勤が対応する。もし、手当が付かない時には相談するので、その時には自分の指定するヘルパーさんを使用しても良いとルール作りをして欲しい。少なくても、指定して来るのではなく、当社が決める又は相談して下さいということだ。」
朝の利用者からの電話は、この日にまた利用者を紹介してくれるという話が、2転3転して結局中止になったということだ。
夕方の話は、本当で全身性脳性マヒの障害者3人と喫茶店で話をした。しかし、他事業所の援助を受けていた。よく聞くと、先日彼が紹介してくれて当社に登録したガイドヘルパーさんが担当しているということだ。そう簡単には、行きそうも無い。
彼らの話を聞くと、
「あの事業所は年齢が高く、話が合わない。色んな話をしたい。年齢が同じくらいのヘルパーさんと話をしたい。」
そう言っていたが、余り歓迎すべき話しではなかったので気が乗らない。
一覧に戻る