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トップハート物語(423)立志伝昇竜編
11/12/13
2003年(平成15年)6月中旬。朝早くから通院介助をした。9時前には病院へ着いて、院内でのリハビリ中は中休みだ。
 この日は、朝食する店を探しに右往左往。そのあと本社事務所へ行って、少し他から不満の出てきた事務所の働き振りに指導をしようと勇んで来た。
 ところが、他のアルバイトが居るので取りとめの無い話で終った。先ほどの、通院介助の帰りを一番指導したいサービス提供責任者を連れて行った。
 何しろ、隣接している市の職員を採用した訳だが高給となって他の社員に申し訳ないと思いながら、やる気があるのでそのバイタリティに期待をしていた。ところが、一人で動けないうえに仕事も中々実力を発揮していない。文句が多過ぎる。その内容は、甘えの言葉が多い。
 通院後、利用者がケアマネジャーを変更するという連絡があったのでその対応に同行させた。
 利用者が、オーバーテーブルをレンタルで借りたいとケアマネジャーに1年前から依頼しているが、必要がないと言って揃えてくれないと当社のヘルパーさんに言っていた。
 当初、当社が担当した時にはヘルパーさんがエプロンを持って来なかったので、どうして持って来ないのかと聞いたところ、
 「暑いから。」
 と答え、記録表を書くのにボールペンを借りたことで、自分を馬鹿にしていると1日で契約そのものがキャンセルとなった。
 しかし、アセスメント調査に同行した智子さんの印象が良いと、あの子ならと一月後に話があり遠路智子さんを派遣することにした。そんな事があって既に1年近くになる。その時にも、ケアマネジャーを変更したいと、利用者が自分で市から貰った名簿を見ながら自宅近くの居宅支援事業所に電話を入れてお願いしたら、何の事はない、結局替えようと思っていたそのケアマネのところだったという、笑うに笑えない話があった。
 しかし、その執念が実ってついに次の事業所を決めたようで、昨夜FAXにて連絡があり、今までのケアマネジャーに挨拶をして、新事業所へ行った。
 大変難しい問題が起こって、その報告に電話やFAXでは馴染まないので直接医師会の在宅介護支援センターを訪れ担当ケアマネジャーに報告した。
 問題利用者に新人のヘルパーさんを付けた。うまく行っているものと思っていたが、緊急連絡が入った。
「車いすでの移動が必要な利用者ですので、100円均一の店に行きたいと利用者が希望したので車いすで買い物に連れて行った。買い物の途中で、カチューシャを車椅子の後ろにあるポケットに入れるように言われたので言われた通りにした。」
 会計時に、
「そこに入っていることを黙っているように、と言われて、何がなんだか分らないうちに自宅へ戻って来てしまいました。」
という。
そのことを親に話をして、事務所へ連絡して来た。
 勿論その取扱いに妙案があるわけでもないが、ケアマネジャーの耳に入れて置かないと問題があったときの対応が適切に行かない。もし、その場で万引きが見つかったら利用者は否定し、そのヘルパーさんの責任となるような証言をするだろう。そんな利用者なので、ケアマネジャーと頭を抱えた。
 当然今後は、拒否をするという事でヘルパーさんも自分から申出ている。次があったら問題を指摘しないといけないとの結論になった。しかし、
「収入が把握されているのにそれ以上の多くの金銭を使っているのはなぞだ。」
と、ケアマネジャーが言っていた。
自分が福祉事務所へ掛け合って生活保護を受けていることに、まずかったかなと疑問を持っているのだろう。
 続いて、病院系のケアマネジャーを訪れてある利用者に対するミーティングをした。利用者の性格と当社の同じヘルパーがほとんど毎日派遣することに疑問があるとの指摘に、当社としても指摘されているヘルパーさんを少しづつ減らしていっているなどと話をした。
 次にあるケアマネジャーを訪れた。この日依頼を受けた新規を加えて、二桁の利用者を担当させて貰っている。何度も念入りに、一人一人の利用者の打ち合わせをして辞した。何しろ、自分の所属する内の反発をよそに当社のような外部に利用者を紹介続けるには、相当の覚悟が必要だ。
 この日の午後だけで、5人のケアマネジャーに会った。どのように対応し、どのような話をして、どのような関係でいるか同行したサービス提供責任者に良く見てもらいたかった。
 電話で済ませれば済ませられるが、電話では顔が見えない。そのことを知って欲しかった。何故なら、ほんの近くケアマネジャーにまで郵便で連絡をするようなことがあったので、その書類を持って行く様に指示したが、口で注意されてさぞ嫌だったと思う。
 口ではハイと返事をしても、心までは返事をしていない。私も同じだ。しかし、こうして実行しているのを見て、何を感じたかその感じたことを実践して欲しい。何度口を酸っぱくなるまで、
 「1日一人でいい。ケアマネジャーや利用者、ヘルパーさんに会ってくれ。」
 と願う気持ちで言っていたが、
 「ハイ。分りました。」
 と返事はしている。しかし、全く実行していない。

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