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- トップハート物語(397)立志伝昇竜編
- 11/11/02
- 2003年(平成15年)5月中旬。心配して公的機関のケアマネジャーから連絡があった。
ここのケアマネジャーの特徴は広いセンターの中の、自分の部署とは関係のない場所から電話が掛かって来るのが多い。余り他の人に聞かれたくないのだろう。
先日も、自分の所属しているヘルパーステーションから当社へ援助を変更するのに
「周りの同僚に聞かれたら言えないこともあるので。」
と、掛けてきた電話があったが、最初忙しくて取れずに着信先に返信したら、保育所だった。そこの電話を借りて掛けてきたという。
この日も、他のケアマネだったが返信したら部署が違っていてケアマネの部署に回してくれるのに、数人を経ないと辿り着かなかった。
「私が勝手に、確認しないで返事してしまったのですが市介護保険課に確認すると、今までとは違った点数で行くようなのですが。」
その言葉を前段に始まった内容は、通院の乗降介助を当社が6月から出来るが、その点数が内容によって100点しか貰えない援助もあるので、確認しないで利用者に来月から行けますと返事してしまったことに対する、謝りの電話だ。
その利用者は、通常車で1時間程度、混んでいればもっと時間が掛かる。援助の内容は、本当に乗降介助のみ。そんなに遠くで、往復200点しか給付出来ないのに事業者が対応してくれるかも確認しないで、来月からの対応を了解してしまったというもの。
「安心して下さい。当社は、個々の収支を見ながら仕事を選ぶことは有りません。会社全体で収益が上がっていれば良いのです。それを上げるのは、私の責任です。プランを頂いたものは、必ず実施しますので安心して下さい。」
「有難うございます。別件でA様の通院なんですけれど、先日タクシーで行かれたのですが往復4千円掛かったそうです。余りにも高いので、どこか紹介してくれないでしょうか。ヘルパーさんの同行もお願いしたいのですが。」
提携先の福祉タクシーに聞きその半額くらいと返事した。
今月中の半日を要する通院が決まった。
その電話をしていた時に丁度そのケアマネジャーから頂いた仕事をしている最中だった。
その仕事とは、病院から退院して来る利用者を部屋の中に搬送することだ。体の大きい男性なので、大きい男性をお願いしたいとの希望だった。
本社から男性サービス提供責任者を呼び、私もそのまま出掛けるので同行した。
車椅子のまま搬送されて来た。移乗する寸前にケアマネジャーから電話で、その男性と運転で来た社員ヘルパーさんで対応してしまった。奥さんがいるとニコニコして、私共が対応するとなかなかいい顔をしてくれない。
「タクシー会社に運んでくれるように頼んだのですが、免許を持っていないと断られました。ケアマネジャーさんに依頼したら、お宅を紹介してくれました。本当に有難うございます。名刺は絶対無くさない様に大切に保管しておきます。本当に有難うございます。」
と何度も何度もお礼を言われた。この30分未満の仕事に、本社男性は往復を含めて2時間は掛かっている。仕事の移動途中とはいえ私と社員と3人で対応した。
昨夜、ケアマネジャーから突然依頼があり、週3回の通院介助の時間を変更して欲しいという。いつもは10時からなのだが、時間が不足しているので9時からにして欲しいという。了解の返事をして、担当ヘルパーさんに連絡を取ったが全く連絡が取れない。夜も10時近くなってからやっと連絡が来た。
「朝は保育園のアルバイトで、9時は無理です。」
「何時なら大丈夫ですか。」
「9時半なら大丈夫です。」
「それでは、私が9時に行って病院へ連れて行きますので、病院で交代して下さい。」
ということになった。
やはり利用者もいつもと同じヘルパーさんが良いと思い、そのようにした。30分は私が対応するので、ヘルパーさんへのサービスだ。私の時間も、ヘルパーさんの労働時間に入れる。
支援費の請求がまとまったと何度も報告があったが、その訂正が毎日続いている。代表者印を押印する毎日だ。どうしてこんなに間違いがあるのか、不思議だ。
数日前から、支援費の収入金額を報告してくるが、既に3度訂正がある。
私が当初から求めているのは、行政へ請求した時間とヘルパーさんへ支払う時間の報告だ。
この日もそれを求めたが出ないので、部屋まで行って計算させた。
役所への報告時間とヘルパーさんへの時給計算の時間が20時間も開きがあった。責任者は何のかのと言い訳をするが、その言葉に矛盾を感じてないようだ。役所への報告時間の方が多いのに、
「ヘルパーさんへの時給計算の方は、割増時間があればそれが計上されています。」
「それだったら、その時間の方が多くないとおかしいのにどうして少ないのか」
そう言っても、ガマには分からないか。
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