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トップハート物語(381)立志伝昇竜編
11/10/12
2003年(平成15年)4月中旬。新規利用者宅へ調査に行った。私共のヘルパーさんの家族で、ヘルパーさんとは別居していた。
 そのヘルパーさんから連絡があって、
 「おとうちゃんの面倒見てーな。お姉ちゃんがしんどいって、根を上げている。おとうちゃんは、前に来たちいさい可愛い子がいいと。」
ヘルパーさんが同居している時に遊びに行った時があった。同行で智子さんを連れて行った。その時のことを言っているのだ。
 面談に、土曜日指定された小さい可愛いと指名された智子さんを連れて、約束の時間に行った。
 希望は毎日午前中2時間の家事援助だった。昼間、家族は不在で90歳近くの老人を一人にして置くのは危険だと、皆心配していた。
 息子さんは仕事でその嫁は透析だという。その透析の日に援助が欲しいという。
援助の指名が智子さんなのだ。
 以前訪問した時の印象が、良かったのだという。
 彼女ではなく、既に他の人選をし了解を得ている。
 「彼女は、他の業務と重なって1週間に1回だけは担当できます。その他は、他の方にお願いしています。」 
 立ち会った、当社登録ヘルパーさんが、
 「いや、彼女が良いとおとうちゃんが言っているので、時間を変更しても良い。」
 そこから、強引な話となって毎朝通院しているので通院からということになってしまった。
 他の日も、彼女の空いている時間に担当して貰うようケアマネジャーを無視して変更してしまった。
 今でも多いくらいの仕事量で、事務関係を中心に業務をしている。私の仕事もさせているので業務も多い。このまま行くと潰れてしまう。
 他の利用者からの指名も多く、何とか変更しようとするがキャンセルに繋がった事もシバシバ。
 新規調査に同行することが多く、利用者は彼女が来るものと勘違いして、いざ、援助が始まってみると他のヘルパーさんが来るので、クレームに繋がって先日も彼女が対応出来ないと、契約そのものをキャンセルされた。
 男性利用者はもっと極端だ。通院なんかは彼女が付くと分ると、病院内も援助希望する。来ないと、往復だけか援助そのものを拒否。
 体が小さく、大きな利用者には不向きな点があるが、一生懸命な仕事振りは多くの利用者、ケアマネジャーに信頼されている。
 掃除などの皆が嫌がる、家事援助でも真面目で一度担当したら変更が効かないので、どうしても派遣に慎重になってしまう。
 毎日、遅くまで仕事をして余り休暇も取らない。休むように言っても、仕事が出来ないと言いながら、遅くに出勤してくる。
 昨日も、夜8時のケアを終わってから事務所へ来て事務の仕事をした。日曜日は、ヘルパー研修の担当で朝7時半頃会場へ出発して、夜6時に終る研修の後片付けをして戻る。
 その、利用者のお嫁さんが身体障害者1級の手帳を持っていて、その援助を併せてお願いされた。
 彼女が居なければ依頼されることのなかった、介護と支援費関係。
 ケアマネジャーの変更も当社関係の方にと依頼された。
 この日も、朝から事務処理をしようとしていた彼女にお願いして、一緒に出かけた。今までは、車で運転して動いていたがこの日は、近所なので勿論歩きとなった。
 最初に銀行へ行って、利用者宅を尋ねた。入院中の家の管理をボランティアで依頼されているので、郵便や請求書などを整理した。
 そのあと、集金に行った。
 昼食を摂らずに、依頼のあったその利用者の面談に行って、やっと休憩。
 夕方、連絡なしのキャンセルをした利用者宅へ赴いた。
 今まで、キャンセル料は取ったことがなかったのが、この利用者にはっきりさせないといけない。
 ケアマネからは、利用者もキャンセル料を払うと言われているので、取って下さいといわれた。
 利用者宅へ伺うと、
 「援助を依頼したことも無い。キャンセル料を払うなんて。」
 話が全く逆で、休み明けにケアマネジャーに問い質す予定だ。

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