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- トップハート物語(379)立志伝昇竜編
- 11/10/07
- 2003年(平成15年)4月下旬。何年ぶりかでセミナーに参加した。私は東京に居た20代から、30代の前半に掛けて、各種資格取得の機会に恵まれてその時間を会社から与えられ、多くのセミナーに参加させられた。
人に話を聞くことや、新たな知識を吸収することは嫌いではなかったので積極的に参加した。その内容は一定の分野は特定したものではなく、あらゆるものに及んでいた。
その時の講師は一流の方ばかりで、その講習に行くのが楽しみだった。そのお陰で、実務も楽しくこなすことが出来て、人と会う仕事でもその方の話題に合わせることが出来た。
講習慣れ、セミナー慣れをしていたために今日のような下手くそで、話題が貧弱な講習は眠くなり文句を言いたいくらいだ。保険会社と自動車会社の主催だった。
講師の演題は、「介護報酬の関係と労務戦略」だった。
介護報酬関係は既に熟知していることについて改めて聞くのも良いだろう。しかし、あとは講師の自分勝手な予測と的を得ない質疑応答。
第二の演題は「介護事業所の経営・労務戦略」だった。アンケートに、希望するテーマはとあったので、
『テーマより中身』
と書き、なお加えて
『何が戦略だ?』
とにかく、最初から失望した。講師本人は自分では凄いことを話している、と思っているのだろうか。
「タイムカードを使用しないで廃止しなさい。タイムカードを使用していると、時間が管理されて残業代を支払うことになる。労働監督署の目をのがれるのはそのこれが一番。」
「基本給を大幅に最低賃金近くまで下げて、残業代を支給しないように調整給という名目で手当を支給しなさい。」
「自己評価を毎月提出させて、給与に反映させなさい。」
「実績主義で、完全歩合制に近い給与体系にしなさい。」
こんな調子で、現実がどれだけ分っているのか、聞いていて腹立たしくなってしまった。無駄な時間を2時間半過ごした。
その後に、今度採用する予定の女性と会った。
本社の管理者として採用するが、どの程度の給与を支払う必要があるが、それが一番の問題だった。
36歳の女性とはいえ、総務部長、経理部長を大手専門学校で歴任し教務部長も務めていた。話の端端に、その知識と実践で養った実力が多く垣間見てとれて、頼もしく感じた。
介護福祉士を、経験を積み受験し合格。今度は、社会福祉士の勉強をする為に大学の通信教育を受けるという。25日までは、半年に亘り、雇用能力開発機構の経営管理と労務管理の講習を受けている。
結局、その場では同行者がいたので条件まで話は出来なかった。メールで条件を出すように指示した。
<今までの会社では年俸700万円強。>
とあった。
<年俸500万円プラス成果配分。本社事業所の経常益の30%が取り分>
と返事を送信。
了解との返事だった。
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