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- トップハート物語(378)立志伝昇竜編
- 11/10/06
- 2003年(平成15年)4月中旬。支援費関係を作業所毎受注出来そうなのを初めとして、私が新幹線に乗り込むまでに関係した新規業務について多くの希望を乗せ、最近太り気味の身体を車中に押し込んだ。
しかし、順調そうに見えても懸念材料が山積していた。特に人材関係だ。
新幹線の中なので、携帯電話をマナーモードにした。
何本か連絡があって電話出来るデッキに行って返事をした。非通知と確認出来ない電話番号は通話しなかった。会社から、何本か連絡がありその指示をした。
しかし、いつまでもその様な対応では企業の発展は難しくなる。そんな思いがした。例えば、最初の電話はガイドヘルパーさんの紹介で障害者担当のガマがアセスメント調査に行った。
「支援費関係ではなく、高齢なので内容的には介護保険で対応ですので帰って来ました。介護保険担当の菊田さんに引き継ぎました。」
替わりに調査に行った菊ちゃんから連絡があった。
「要支援です。近所の病院へ行きと帰りの通院介助の依頼です。日曜日を除いて毎日です。どのようにしますか。今はケアマネさんは居ません。」
「ケアマネはMさんに連絡してプランをたてて貰って下さい。介護認定は要支援だから、大体15日くらいは介護保険で大丈夫ですが、ひと月だとオーバーしますので残りは障害者手帳を持っているので支援費の申請をして下さい。」
再度支援費担当のガマを派遣し、利用者へ説明して支援費の申請をする事になった。
このようなことは、自分たちで判断して遂行するようにしないといつまでも、私とのかかわりが無くならない。
翌日に行われるヘルパー養成講座研修に関する連絡があった。
「明日、講師から1時間延長をしたいと申し入れがあったのですか、入浴介助の時間に間に合わなくなるのですが。」
「今何時だと思っている。夜の8時だぞ。こんな時間に電話してきて、どうして早く言わない。講師に電話して、そのまま話して次回に変更して貰うようにお願いしなさい。」
こんな指示をした後、他の講習担当者から、
「明日の講習に使用する備品で、ラバーシーツやホウフを準備するように言われたのですが、施設ではある一定の数量しか貸せないと言うのですが。」
「どうして今頃そんな話になるのか。今からでは準備も出来ない。明日朝まで間に合わない。もっと早く言わないとダメだ。仕方が無いから、Nさんに連絡して借りなさい。」
私自身埼玉で講義をしていたのでマナーモードにしていたし、事務所にも電話にはこの時間出ないことを告げていたのだ。
12時半に私の講義が終わり、そのまま真っ直ぐ東京駅に向った。2時過ぎの新幹線に乗った。
電話が、あるヘルプステーションのサービス提供責任者からあった。この人は、当社が主催した講座の生徒で当社に登録して働いていたが、どうしても施設で働きたいとの希望があり、旧知の老健へ紹介した。その老健がホームヘルプサービスステーションを開設するのに伴い、サービス提供責任者となった。
しかし、仕事は思ったより無く何もすることがない。勉強をさせてくれと、当社の登録ヘルパーとして日曜日だけ困難事例を担当して貰っている。
その担当している利用者宅で、径管栄養使用の方に対する援助の時間を間違ったと連絡して来た。
なにしろ、大変な利用者家族で、加えてケアマネも尋常ではなくこの後に待っている、罵声や責任追及が現実味を帯びて予想される。管理者へ連絡させた。
管理者は、日頃担当しているヘルパーさんと相談して、休暇中だが謝罪に行った。数時間後管理者から、うまく行ったと連絡があった。
夜、受講生から連絡があり同行訪問の件で当社から連絡を貰ったと言う。大東本社担当者が今月一杯で辞めるので、5月からの同行訪問の調整ははやらない、と自分が途中で仕事を投げ出すことを平気で正当化し放置することをFAXで言って来た。
自分の言っていることが、世間の常識に反して社会人としての責任と、企業人としてのモラルに欠けていることを告げたが、口先だけが自慢の、23歳の女性社員は留まる事を知らない。
周りが呆れ果てていても、やはり育った環境がその様な性格を醸成していた。勝手に、
「受講生には20日までに連絡しますと言ってあります。」
と受講生に告げて置きながら、
「利用者宅の了解やヘルパーさんへの連絡をして下さい。」
と言って来た。
後を引き継ぐ方がやり易いようにと、如何にも思いやりがあるような詭弁を弄しているので、全く無視をしていた。
何しろ、受講生に20日までに連絡しますと約束しているのは自分の名前と本社の電話で行っている。その日まで連絡しないと、どのようになるかは身勝手な姉ちゃんでも分るらしい。
本社初老責任者の嫁2人を言われるままに採用したのが誤算だった。その、誤算の影響は大きい。管理者を含めて、大幅に入れ替えるがこの半年の間に地に落ちたイメージが何処まで回復するか。
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